現場ブログ
【事前に防ぎたい粉塵対策】
島根県東部の皆様こんにちは!
奥出雲町を中心に島根県東部全域で解体工事をしております株式会社まるきょうの駆け出しブログ担当ヨッシーです☺
解体工事現場で発生するトラブルの主な原因としてよく耳にするのが、騒音、振動、粉塵の発生です。今回は、解体工事を行う際に見られる主な粉塵トラブルやその対策、クレームが発生した際の対処法についてご紹介します。トラブルを事前に防いで安心して工事を行うためにもぜひご参考ください^^
Q.粉塵被害とは?
家の解体をすると、長年家の中に蓄積されたほこりを一気に排出することになります。重機や機械を使っての作業となると余計に粉塵の発生は避けられません。粉塵による被害は大きく分けて「近隣住民への被害」と「健康への被害」の2つに分けられます。では具体的にどのような被害があるのでしょうか。詳しくご紹介します。
【 近隣住民への被害 】
①建物への被害
工事の際に発生した粉塵が、現場周辺の建物の外壁や窓に付着して汚れてしまう危険性があります。場合によっては粉塵が室内にまで入ることもあるため要注意です。この被害を防ぐには、工事を始める前に近隣住民の方に説明し、工事中は窓を閉めてもらうなどの協力をお願いすると良いでしょう。外壁や窓に粉塵がついてしまっても、雨が降ると流れることがほとんどなので問題ありません。
②車への被害
建物と同様に車も汚れてしまう可能性があります。車が車庫等に入っている場合でも、細かい粉塵を完全に防ぐことは難しいため、クレームに繋がりかねないので注意しましょう。車専用の養生シートもを購入するなどの対策をしておきましょう。
③洗濯物への被害
洗濯物を外に干している場合は、飛散した粉塵が付着する危険性があります。こちらも事前に近隣住民へ説明して、工事中に外に洗濯物を干さないようにお願いしておきましょう。
【 健康への被害 】
飛散した粉塵を吸い込んでしまった場合、健康被害に繋がる可能性があります。その様な被害を防ぐためにもどのような影響があるか把握しておきましょう。
Q.粉塵濃度の基準値とは?
工事で発生する粉塵の排出量の基準値は法律で定められていません。かといっていくらでも飛散させていいというわけではありません。被害を極力抑えるためにも出来る限りの対策は行いましょう。
Q.粉塵を吸い込んだ場合はどうなる?
通常砂ぼこり程度の粉塵であれば、人体に及ぼす影響はほぼありません。しかし、小さな子供や、アレルギー体質の人が吸い込んでしまうと健康上に問題が出たり、鼻水やくしゃみなどの症状が出る危険性があるため要注意です。粉塵から身を守るためには、マスクの着用、工事中の現場に近づかないなどの対策を取りましょう。
㌽ 粉塵にアスベストが含まれる場合は要注意
粉塵の中にアスベストが含まれている場合は特に要注意です。
アスベストについてはこちらの記事をご参照ください。
Q.粉塵について定められた規則は?
①大気汚染防止法
大気汚染防止法とは、大気汚染に関して国民の健康を保護するとともに、生活環境を保全することなどを目的として制定された法律です。この中で、解体工事で発生する粉塵を極力抑えるようにと定められています。
②建築物解体工事共通仕様書
建築物解体工事共通仕様書とは、国土交通省によって制定された解体工事の安全対策や、発生した廃材が適正に処理されたか、アスベストを含む建材がの除去などの手順を統一にすることを目的とした仕様書になります。この仕様書の中には、騒音、粉塵などを防ぐ方法として養生シート等の設置や散水の実施などについて細かく指示されています。
解体工事業者はこの2つの内容を把握し、守る必要があります。
また、過去には粉塵関係のトラブルで裁判にまで発展したケースもあります。具体的な内容は、粉塵被害による精神的被害が認められ慰謝料を請求されたという事案です。通常、健康状態がひどく悪化しない限りは慰謝料が請求されることはありません。ですが、大きなトラブルに発展しないためにも、近隣への配慮は必要不可欠です。
【 粉塵トラブルの対策4選 】
①解体工事前の挨拶と説明
トラブル対策で最も重要なのが、事前の挨拶と説明です。解体工事では冒頭で述べたような問題が必ず発生します。そのため、工事が始まる前に挨拶回りして理解と協力をお願いする必要があります。基本的に解体業者が回ることが多いですが、施主も同伴してあいさつ回りを行った方が近隣住民からの理解も得られやすく、もしクレームに発展したとしても最小限に抑えられるかもしれません。出来るだけ丁寧に説明するように心がけましょう。
②養生シートの設置
冒頭でも記載した通り、建物や車に粉塵が付着する可能性があります。そのため建物には建物用の養生シート、車には車用の養生シートを設置しましょう。ただし業者によっては、敗れているシートを使用している業者もいるため注意しましょう。また車用の養生シートについては、持主さんの許可なく使用するわけには行かないのでシートが必要かどうかは事前に聞いておきましょう。
③防飛ネットの使用
現場の周りを防飛ネットで囲うのも有効的です。通常防飛ネットは、ガラスや木片等がが飛び散るのを防ぐ為にしようされますが、養生シートと併せて使用することで、より飛散を防ぐことが出来ます。
④散水
粉塵が発生する作業の際には、水を撒きながら作業を行うのが効果的です。養生シートだけでは風で飛ばされる危険性もあるので、散水することで粉塵の飛散を最小限にすることが出来ます。
【 粉塵トラブルが発生した際の対処法 】
◎早急に対応する
もしトラブルやクレームが発生した場合は、なるべく早く対応するように心がけましょう。すぐに解体工事業者に相談し、すぐに謝罪もかねて聞き取りに行きましょう。対応が遅ければ遅いほど住民の方の怒りは増大してしまうため対応の早さは非常に重要です。
◎小さなクレームでも無視しない
どんなにクレームの内容が小さなことであっても絶対に無視はしないようにしましょう。クレームを対応せず放置し続けると余計に近隣住民へストレスを与えてしまうことになります。その結果、大きなクレームに繋がるリスクが高まります。問題の大きさに関わらず、相手の話をしっかり聞いて、誠意を見せることが最も重要です。
まとめ
解体工事における粉塵の発生はどうしても避けられない問題です。ですが、養生シートを設置や散水の実施によっては被害を最小限に抑えることが出来ます。また、事前に近隣住民へ説明をしておくことで各々で対策してもらえたり、大きなトラブルにまで発展しなくなるかもしれません。もしもトラブルが発生してしまった場合は、なるべく早くに対応して、誠意を見せるように心がけましょう。これらを踏まえてきちんと対策してくれる業者を選ぶことも大切です。
当社では、島根県で『任せて安心を提供する。』をキャッチフレーズに、
しっかりとした説明から、近隣の方への挨拶、豊富な実績を活かした安全な解体工事、「ここまでするの!?」
と思われる更地に注力するなど、ご依頼いただいてから解体が完了するまで、
お客様に安心して過ごしていただける解体工事を目指しております。
地元島根県で、解体工事をお考えの方は是非一度株式会社まるきょうにご相談ください!