アスベストが使われている家は危険？撤去方法など徹底解説！

2023.12.22

島根県東部の皆様こんにちは！　

奥出雲町を中心に島根県東部全域で解体工事をしております株式会社まるきょうの駆け出しブログ担当ヨッシーです☺

今日の奥出雲は雪がドカっと降りました😢

朝から除雪してもらってはいるものの地面が滑りやすくなっていますので、島根県の皆様も十分お気を付けください＾＾

アスベストが危険だと聞いたけど、アスベストが使われている家に自分が住んでいる、住むのは危険なのでは？と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、外壁にアスベストが使用されているかの確認方法、使用されていた場合の対応を解説します。不安を感じる方はご参考ください＾＾

Q.アスベストが外壁に使用されている家に住むのは危ない？

アスベスト含有建材は3つのレベルに分類されており、外壁に使われるアスベスト含有建材は、飛散レベルの1番低いレベル3に該当します。削ったり、切断したりしない限りは、特別な対応は必要ありません。したがって、外壁にアスベストが使用されている場合でも、日常生活を送るには支障がありません。

ただし、正しく飛散防止対策をせずに、リフォームや解体を行うと、アスベストが飛散し、身体への影響が出る恐れがあります。そのような被害が出ないように、あらかじめ家にアスベストが使用されているか把握しておく必要があります。

【　外壁に使用されたアスベスト含有建材　】

外壁に使われている可能性がある代表的なアスベスト含有建材の種類や製造時期は以下の通りです。

【　アスベスト使用の見分け方　】

アスベスト使用の有無は、建物が建てられた時期や設計図書で把握できる場合があります。外壁にアスベストが使用されているかどうかの見分け方をご紹介します。

①建物が建てられた時期で判断する

アスベスト含有率が0.1％を超えるものの製造、使用は、2006年に禁止となりました。なので、2006年より前に建てられた建物の外壁には、アスベスト含有建材が使用されている可能性が高いです。そのなかでも、アスベストの規制が開始された1975年より前に建てられた建物の外壁には、アスベストが含まれている可能性が非常に高いと言えます。

②設計図書を確認する

設計図書に商品名が記載されていた場合、メーカーのホームページや国土交通省の「アスベスト含有建材データベース」で検索するとアスベストの使用の有無が把握できる場合があります。

ただし、建築後に改修工事やリフォームをしている場合は、使用されている建材が記録されていない場合があるので、過去の工事履歴もきちんと把握しておきましょう。

③専門業者に依頼する

ですが、建物が建てられた時期や設計図書で必ずしもアスベストの使用の有無が分かるわけではありません。アスベストの使用の有無を確実に把握するには、専門的な技術・知識のある業者に調査を依頼することが確実です。

専門業者に依頼すると、書面や現場での調査、試料の分析などあらゆる手段でアスベストの使用の有無を確認します。そのため、外壁の修理、解体をする際は必ず専門業者に調査を依頼しましょう。

【　アスベストが使用されていた時の対処法　】

外壁に使われているアスベスト建材は、飛散するリスクが1番低いレベル3のものなので、すぐに撤去しなければいけないわけではありません。ただし、時間の経過により外壁が剥げてアスベストが出てきている状態や、高圧洗浄等をする場合は、飛散する危険性が高いので適切な対処が必要になります。

また、解体工事やリフォームをする際に、物件にアスベストが使用されているかの事前調査をすることが義務付けられています。調査の結果、使用が認められた場合は、除去作業をしなければなりません。

では、実際に外壁にアスベストが使用されていた場合の対処法を詳しくご紹介します。

①塗装

外壁の損傷がそこまで激しくなく、飛散するリスクが低い場合は、破損箇所を塗装してみるのもひとつの手です。アスベストを取り除く作業は必要ないため、他の方法より安い費用で行うことが出来ます。ですが、外壁にアスベストは残ったままなので、リフォームや解体工事をする際は除去工事をする必要があります。

②重ね張り

費用を抑えるもうひとつの方法に、重ね張りがあります。重ね張りとは、アスベストが使用されている外壁の上から新しい外壁材を張り付ける方法です。ただし、塗装と同じくアスベストが残ったままになるため、外壁の張り替えや解体工事をする際に費用が高くなる可能性があります。

③張り替え

アスベストが使用されている外壁材を撤去し、新しくアスベストが使用されていない外壁材に張り替える方法があります。これは、他と違い完全にアスベストを取り除くことになるので、解体時の除去作業が必要ありません。張り替えをする際は、アスベストの飛散防止対策と廃棄物の処理費用が発生するため、他の方法と比べ費用が高額になります。張り替え工事は、外壁と下地のどちらもが傷んでいる状態の時におすすめです。

④除去工事をする

張り替えと同じくアスベストを全て除去する方法になります。建物の解体工事をする際は、この除去工事が必須です。

【　アスベスト調査・除去費用の相場　】

専門業者にアスベスト調査の依頼をした場合の費用相場は、50,000〜150,000円と言われています。調査費用は依頼先や建物の場所、規模によって異なるため、事前に見積を依頼しておきましょう。

外壁のメンテナンス、アスベスト除去作業にかかる費用の相場は以下の通りです。

自治体によっては、アスベスト調査や除去作業に関する補助金制度を設けている所もあるので事前に確認しておきましょう。

【　アスベスト工事を依頼する業者の選び方　】

外壁のアスベスト調査や除去作業を依頼する業者を選ぶ際は、ホームページで資格を保有しているか確認したり、見積書の明細をチェックすることが大切です。特にどこをチェックしたらいいかご紹介します＾＾

①アスベスト工事の実績があるか

今までにアスベスト調査や除去作業の実績があるか確認しましょう。実績が多い会社は、それほどアスベストに対しても知識や経験が豊富で、安心して任せられるということになります。ホームページで施工事例を紹介している業者もあるので、事前に確認しておくのをおすすめします。

また、調査から除去作業までを一貫して施工できる業者であれば、結果を踏まえて作業を進めてくれるので安心です。アスベスト関係の工事をスムーズに進めたい方は、調査と除去作業の両方を一貫して行える業者を選びましょう。

②資格を保有している作業員がいるか

アスベストの取り扱いはリスクが伴うため、2023年10月1日から事前調査の実施は、日本アスベスト調査診断協会に登録がある者か以下の資格を保有しているもののみとされています。

中にはこれらの資格を保有していないのに作業を実施している業者も存在します。そのような業者は、適切な方法で作業を進めず、トラブルに発展する危険性があるので要注意です。過去の実績と合わせて資格を保有している従業員が在籍しているかどうかを確認しておきましょう。

③見積内容の明細を提示してくれるか

見積内容の明細をきちんと提示してくれるかどうかも、大切なチェックポイントです。「どのような内容の作業か」「どの作業にどのくらいの費用がかかるか」などの詳細を、納得できるまで確認するようにしましょう。

④見積金額が安すぎないか

複数社に見積をして比較した際に、あまりにも見積金額が安い場合は、コスト削減のために作業を省いたり、道具を使いまわしている可能性があります。また相場を知るためにも複数社に見積を依頼することは大切です。

まとめ

島根県の皆様いかがだったでしょうか？外壁に使用されるアスベスト建材は、レベル3に該当し、削ったり切断したりしない限りは飛散するリスクは極めて低いと言えます。そのため、外壁にアスベスト建材が使用されているぐらいでは、日常生活に支障はありません。ただし、壁が剥がれているなど劣化が進んでいる場合は、メンテナンスや撤去作業をする必要があります。今後の利用によってどの程度の作業が必要か判断しましょう。

当社では、島根県で『任せて安心を提供する。』をキャッチフレーズに、

しっかりとした説明から、近隣の方への挨拶、豊富な実績を活かした安全な解体工事、「ここまでするの！？」

と思われる更地に注力するなど、ご依頼いただいてから解体が完了するまで、

お客様に安心して過ごしていただける解体工事を目指しております。

地元島根県で、解体工事をお考えの方は是非一度株式会社まるきょうにご相談ください！