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【徹底解説】絶対に防ぎたい!近隣トラブル対策!
島根県東部の皆様こんにちは!
奥出雲町を中心に島根県東部全域で解体工事をしております株式会社まるきょうの駆け出しブログ担当ヨッシーです☺
解体工事中のトラブルや事故を心配される方は多いのではないでしょうか。もしそのようなことが起こったら工事の予定に影響したり、近隣住民との関係の悪化に繋がったりするため出来れば避けたいですよね。
そこで今回は、解体工事で起こりうるトラブルとその対策についてご紹介します。トラブルが心配な方、安心して工事期間を過ごしたい方は、ぜひご参考ください。
Q.解体工事中のトラブルは誰の責任?
解体工事中にトラブルが起きてしまった際の責任は、「解体業者にある」と「施主にある」の2つのパターンがあります。
①責任は「解体業者にある」場合
解体業者の不手際などで隣の家の物を破損させたり、庭木などに傷をつけたりした場合は担当した解体業者の責任になります。
②責任は「施主にある」場合
施主の指示に問題がある場合や、損傷を発見したけどそのまま放置した結果被害が拡大してしまったりと、大きな事故になりかねないと気づきながらもその事実を隠していた場合は、施主の責任になる場合があります。施主が責任を負わないためには、気づいたことや知っている情報はすぐに業者に共有しましょう。
【 解体工事前に発生するトラブル4選 】
トラブルは工事の前後にも起きる可能性があります。まずは工事の前に発生する可能性があるトラブル4選をご紹介します。
①近隣住民へ事前の挨拶をしていない
解体工事中は騒音や振動、粉塵、周辺の敷地・道路の使用、大型車両の出入りなど、近隣住民の生活に影響を及ぼす可能性が多くあります。そのため、工事を始める前に近隣住民へ、工事の期間や内容などを説明しに回るのが一般的です。事前に挨拶をせずに工事を始めてしまうと、近隣住民のストレスに繋がり、後々大きなトラブルに発展しかねません。
②不十分な養生や足場
養生や足場が十分にされていないと、騒音や粉塵の飛散を防ぐことが出来なかったり、転倒などの大きな事故に繋がったりする危険性が高まります。設置された養生や足場に不安を感じた場合は、業者に安全性を確認しましょう。
③解体許可を持っていない
解体業者が工事を行う際は、「建設業許可」か「解体工事業登録」を所持していなくてはなりません。しかし中には許可を取らずに解体工事を行う違法業者も存在するため要注意です。
④損害賠償保険に加入していない
解体工事の際に近隣の家の物を壊してしまったり、道路にヒビが入るなどのトラブルが発生するかもしれません。そんな時に、損害賠償保険に加入している業者であれば、保険で対応できますが、加入していない場合は、保険で対応できないため責任逃れをしたり、修理費用などを支払ってもらえないかもしれません。
【 解体工事中に発生するトラブル10選 】
次に工事中に発生する可能性のあるトラブル10選をご紹介します。
①騒音・振動
重機作業や、大型車両の出入りのため、どうしても騒音や振動が発生してしまいます。クレームが来ないように、事前に説明をし、近隣住民の協力を得ておきましょう。
②ほこりや粉塵の飛散
住宅を壊すため、ほこりや粉塵が飛び交うのも避けられない課題です。近隣住民への被害を最小限に抑えるために、養生シートや防塵シートを設置するようにしましょう。
③重機や車両の路上駐車
工事中は重機やトラック、作業員の移動車などが頻繁に出入りします。工事車両が長らく道路に停まっているせいで道幅が狭くなり通行できないと近隣住民は困ってしまいます。重機や車を停めるスペースがない時は、近くの広い場所に停めてもらうなどの対策をお願いしましょう。
④工期の遅れ
雨や台風などの自然災害で工期に遅れが出る場合はともかく、正当な理由もなく解体業者の都合で工事を中止したり、工期に間に合わない際に連絡がない場合はトラブルにつながりかねません。次の予定がある際に大きく影響してくるため、工期に遅れが出た際の対応について、事前に業者に確認しておきましょう。
⑤近隣住宅や公共物の破損
工事中は重機を使った作業があるため、近隣住宅の屋根や塀、庭木などを損傷しかねません。道路や標識などの公共の物を壊してしまった場合は、該当の行政や自治体にすぐに連絡をする必要があります。もしそのようなトラブルがあれば、業者に対応してもらうように促しましょう。
⑥アスベストの処理が不十分
解体予定の建物にアスベストが使われていないか事前に調査しなければなりません。もし使用されていたら、アスベストを除去しなければ作業に取り掛かることができません。しかしなかには、適切に処理をせずに作業を始める業者も存在するため注意が必要です。アスベストについて適切に対応できる業者か事前に確認しておきましょう。
⑦害虫や害獣が近隣の家に侵入
解体予定の建物に、ゴキブリなどの害虫や、ネズミなどの害獣が住んでいた場合、取り壊したことによって近隣の家に侵入する恐れがあります。そのようなトラブルを防ぐためにも、専門業者に駆除を依頼したり、市販の殺虫剤などを使い駆除しておきましょう。
⑧作業員のマナー
作業員が敷地内で喫煙したり、大声で話したりして近隣住民のストレスに繋がります。解体工事はある程度の期間がかかるため、ストレスの溜まった近隣住民からクレームが来る可能性も考えられるため、きちんとしたマナーを身につけている作業員がいる業者かきちんと見極めましょう。
⑨近隣敷地の無断使用
一般的に、足場や養生などで隣の土地を使用する際には、所有者にきちんと許可を取らなければなりません。しかし中には、無断で土地を使用し、トラブルに発展する場合があるので要注意です。
⑩落下物などによる事故
作業員が誤って道具や廃材が落下したり、足場が崩れたり、突風により壁等が飛んだりして事故が起きる危険性があります。養生シートや足場を適切に設置し、事故を防ぎましょう。
【 解体工事後に発生するトラブル5選 】
次に、解体工事後に発生する可能性のあるトラブル5選をご紹介します。
①不十分な整地
建物の撤去後は、地面を平らにする整地作業をしなければなりません。整地作業に満足できない場合は業者に連絡しましょう。
②工事内容の相違
残してもらうようにお願いしていたものが撤去されていたり、撤去をお願いしたものが残っていたりというトラブルがあります。工事の内容に相違ないように、事前の打ち合わせできちんと要望を伝えておきましょう。また、口頭だけではきちんと伝わらなかったり、業者側が忘れてしまうことも考えられます。契約書などの書面で残しておくと後々トラブルになった際に役立つでしょう。
③追加費用の請求
見積時は安い金額だったのに、あとで追加費用が発生し、結果的に高額な金額を請求してくる業者もいます。事前に、どのような場合にどのくらいの額の費用が発生するのか、書面で取り決めておくようにしましょう。
④産業廃棄物の不法投棄
工事で発生した産業廃棄物は、法令に沿って適切に運搬・処理しなければなりませんが、処分費用を抑えるために不法投棄をする業者もいます。これを防ぐには、発生した廃棄物が適正に処理されたか確認するようにしましょう。
⑤建物取毀証明書が発行されない
「建物取毀証明書」は、工事を実施した解体業者が施主に渡す書類です。建物がなくなったことを登録する建物滅失登記の申請に必要になるため、業者に発行をお願いしましょう。
【 解体工事のトラブルを防ぐためにできること 】
では、これらのトラブルを防ぐためにはどのようにすれば良いのでしょうか。6つ紹介しますので、ぜひご参考ください。
①近隣挨拶をしっかりする
出来る限りの範囲で、近隣住民へ挨拶をしましょう。理解を得ておくと、後々トラブルに発展するのを防ぐことが出来るかもしれません。一般的には、解体業者が行いますが、中には実施しない業者もいるため、見積の時点で確認を取っておきましょう。業者だけでなく、施主も挨拶に同伴するのが好ましいです。
②解体業者の方のマナーを確認する
トラブルを防ぐためには、担当する解体業者のマナーを確認することが大切です。実際に業者と対面した際に、怪しいところはないか、コミュニケーションは取りやすいかなどを確認し、信頼できる業者を選定しましょう。
③見積もり内容を丁寧に確認する
見積書が提出されたら、内容を丁寧に確認するようにしましょう。複数の業者から見積を取って比較し、相場に対してはどうか、必要な作業の費用は含まれているか、不要な作業が含まれていないかなどを確認するようにしましょう。
④追加費用に関する説明を受ける
どのような場合にどのくらいの費用がかかるかなど追加費用についての説明をきちんと受けておきましょう。なかでも地中埋設物は、建物を解体した後でないと有無が分からず、後から費用が発生する可能性があります。この問題も、書面で取り決めておくとスムーズに進めることが出来るでしょう。
⑤解体業者の許可や資格・加入保険を確認する
解体工事を行うために必要な許可や資格があるかどうか、見積時や契約前に許可証・登録番号・免許などの確認をしましょう。確認を拒まれたり、何か言い訳をしたりする場合は違法業者かもしれません。また損害賠償保険に加入しているか、加入している場合はどんな内容なのかも確認しましょう。
⑥マニフェストの提出を確認する
マニフェストとは、解体工事で出た産業廃棄物が適正に処理されたかどうかを証明する書類です。不法投棄などのトラブルを防ぐためには、工事完了後に業者からマニフェストの写しの提出を依頼し、確認しましょう。
【 解体工事でトラブルが発生した場合の対処法 】
最後に、実際にトラブルが発生してしまった際、どのような対応をするべきかご紹介します。発生したトラブルの内容に応じて、解体業者や近隣住民、施主で話し合いながら、責任の所在と原因を明確にすることが大切です。もし当事者同士で解決ができない場合は、消費者センターや弁護士、法テラスなどの期間に相談することをおすすめします。
・消費者センター
消費者からの相談・クレーム等を専門的に受け付けている施設で、解体工事に関するトラブルについても相談することが出来ます。必要な手続きは自分で行わなければなりませんが、無料で対応してもらえるため比較的気軽に相談出来ます。
・弁護士
費用はかかりますが、トラブルを解消するために、相手との交渉から書類の作成までを一貫して対応してもらえます。依頼する際は建築業界に詳しい弁護士を探すようにしましょう。
・法テラス
法テラスとは、国が設けたトラブル解決のための相談窓口です。「どこに相談すればいいのか」、「法律で解決することが出来るのか」などの相談に応えてくれます。法テラスは全国各地にあるため、法律の面で解決をしたい場合は活用しましょう。
当社では、島根県で『任せて安心を提供する。』をキャッチフレーズに、
しっかりとした説明から、近隣の方への挨拶、豊富な実績を活かした安全な解体工事、「ここまでするの!?」
と思われる更地に注力するなど、ご依頼いただいてから解体が完了するまで、
お客様に安心して過ごしていただける解体工事を目指しております。
地元島根県で、解体工事をお考えの方は是非一度株式会社まるきょうにご相談ください!