現場ブログ
アスベストとは?
島根県東部の皆様こんにちは!
奥出雲町を中心に島根県東部全域で解体工事をしております株式会社まるきょうの駆け出しブログ担当ヨッシーです☺
アスベスト調査と言ってもアスベストとは何?どんな流れで作業が必要なの?と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか?そこで今回はアスベスト調査とは何か、調査の流れや費用相場をご紹介します。アスベスト調査会社の選び方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Q.アスベストとは?
「せきめん」「いしわた」とも呼ばれるアスベストは、耐久性や断熱性に優れ、安価で扱いやすい建材として幅広く使用されてきました。しかし切断時に飛散した石綿を吸い込むと、健康被害に繋がるため昭和50年に使用が禁止されました。そのためそれ以前に建てられた建物には石綿が使われている可能性が高いでしょう。もしアスベスト調査をせずに解体工事を始め、アスベストが飛散すると、近隣住民が健康被害にあったり、近隣トラブルが起こってしまう恐れがあります。
【 アスベスト調査の必要性 】
解体工事を行う際は、アスベストが使用されているか事前に調査しなければなりません。さらに80㎡以上の建物を解体する場合は、島根県に調査結果を報告することが義務付けられています。この報告を怠った場合は、30万円以下の罰金が科せられるので要注意です。
【 アスベスト調査の流れ・調査方法 】
アスベスト調査は書類や視認、試料調査などあらゆる方法を使って使用状況を調査します。どのような流れでどんな方法で調査を進めるのかご紹介します。
①アスベストの専門業者へ依頼する
既に述べたように、アスベストの取扱いは大変危険なため、調査するには資格を持った専門家にお願いしなければなりません。アスベスト調査会社の選び方は、後ほどご紹介します。
②書類調査
専門業者へ依頼した後、最初に書類調査が行われます。設計図・仕様書、過去の調査記録だけでなく、施主や建物管理者、業者から集めた情報も追加して使用状況の確認をします。
そこで集めた情報から、使われている資材の製造年数や材質を洗い出し、石綿含有建材データベースと照合しアスベストの使用有無を仮判定します。そこから現地で確認すべき項目を洗い出し、視認調査に向けた資料作成をします。現地での視認調査を効率的に進め、アスベスト含有建材の把握漏れを防ぐために大切な工程です。
③現地・視認調査
過去に改修工事等をしている場合は、当初の図面とは家の使われている建材とは異なる場合があります。そのため、書類調査のみではなく必ず目視で現地調査をする必要があります。
この際に、外壁だけでなく内装や下地も必ず調査し、家の状態と設計図書に違いがないかをチェックします。もし使われている建材に製品の名前や番号が記載されている場合は、石綿含有建材データベースと照合し、アスベストの使用の有無を判断することができます。
④試料採取
書面調査や現地・視認調査でアスベストが使用されているか判断できない場合は、現地で建材を採取し、分析調査を行います。他の試料と混ざると正式な鑑定が出来ないため、採取箇所ごとに道具を洗ったり、防じんマスクや使い捨て手袋を使用するなどの混入を防ぎながら採取を行います。
⑤分析調査
現地で採取した建材を分析し、アスベストの使用の有無や含有量を調査します。
分析調査には、アスベストの使用の有無を調査する定性分析と、アスベストの含有量を調べる定量分析の2種類があります。定性分析の段階でアスベストの使用が確認されたら、定量分析はしなくてよいとされていますが、吹付け材を調査する際には定量分析も行うのが望ましいです。
また、アスベストの使用の有無が不明な場合に、アスベスト含有建材とみなして飛散防止対策をする場合は、分析調査は行わなくても問題ありません。
⑥報告書類の作成
アスベスト調査を実施した際は、アスベストの使用の有無に関わらず、調査記録を報告書にまとめて報告しなければなりません。以下の項目を記載する必要があります。
☑工事の名称と概要
☑建物の構造と概要
☑事前調査の範囲
【 アスベスト調査にかかる費用 】
書面調査から分析までのアスベスト調査全体にかかる費用は、50,000〜150,000円ほどが相場だと言われています。
調査費用は依頼する業者や住宅の大きさ、地域などによって異なるので、事前に問い合わせてみましょう。なかにはアスベスト調査に対する補助金制度を設けている自治体もあります。
【 アスベスト調査会社の選び方 】
アスベストは飛散すると健康被害やトラブルにつながるため、適切に調査をしてくれる業者に依頼することが大切です。ここでは信頼できるアスベスト調査会社の選び方をご紹介しますので、ご参考ください。
①確かな料金を事前に提示してくれるか
アスベスト調査を依頼するときは「どんな調査内容でどのくらいの費用がかかるか」や「追加料金は発生するか」を事前に提示してくれるか確認しておきましょう。明確な料金の説明がない会社は、必要な手続きを省略したり、後で追加費用を請求する可能性があるため、安心して任せられる会社ではないでしょう。
また、他社と比較し費用が安すぎる場合は、調査の一部を省略したり、同じ道具を使いまわしている可能性があります。それらを防ぐためには複数の会社に見積を依頼し、提示された金額が適正価格かどうかを判断しましょう。
もし、内訳明細等にアスベストの調査にかかる道具の購入費の記載があれば、用具を使いまわしていない会社だと判断する基準になるでしょう。
②担当者が資格を保有しているか
アスベストが飛散すると大変危険なため、調査は資格を持った人でなければ実施できません。依頼する前に会社のホームページなどを調べたり、直接会社に問い合わせたりして、資格保有者が在籍している会社かを確認するようにしましょう。
また、2023年10月1日からアスベスト調査は以下の資格者でないとできないと定められました。そのためやはり資格の保有の有無の確認は必須です
・一般建築物石綿含有建材調査者
・特定建築物石綿含有建材調査者
・一戸建て等石綿含有建材調査者
③報告書の作成実績があるか
報告書の作成実績の有無と、どのくらいの実績があるかも確認しましょう。
報告義務のある物件のアスベスト調査をした際は、調査結果を報告書にまとめて提出しなければなりません。したがって、報告書の作成実績が多いということは、アスベスト調査の実績が多く、経験が豊富な会社といえます。
これも会社のホームページで確認したり、直接問い合わせたりして、調べてみましょう。
まとめ
アスベスト調査では書類や現地調査、分析などあらゆる方面から調査して使用状況を確認します。またアスベストの飛散は大変危険なため必ず資格をもった調査士に依頼する必要があります。安心できる会社か、どのくらいの費用がかかるかなどは、事前に会社のホームページで確認したり、直接問い合わせをすることをおすすめします。
当社では、島根県で『任せて安心を提供する。』をキャッチフレーズに、
しっかりとした説明から、近隣の方への挨拶、豊富な実績を活かした安全な解体工事、「ここまでするの!?」
と思われる更地に注力するなど、ご依頼いただいてから解体が完了するまで、
お客様に安心して過ごしていただける解体工事を目指しております。
地元島根県で、解体工事をお考えの方は是非一度株式会社まるきょうにご相談ください!