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解体の時水道はどうする?水道管のトラブル徹底解説!

島根県東部の皆様こんにちは! 

奥出雲町を中心に島根県東部全域で解体工事をしております株式会社まるきょうの駆け出しブログ担当ヨッシーです☺

 

家を解体することになったけど、水道管はどうしたらいい?と疑問に思われる方も多いのでは無いのでしょうか?そこで今回は、そもそもの上水道の仕組みや、撤去方法、流れについて解説しますので、ご参考ください^^

 

 目次

 -給水装置の構成

 -装置の所有者とその扱い

 -水道撤去の際の注意点

 -水道撤去の流れ

 -水道撤去に必要な手続き

 -水道撤去に関する費用相場

 -水道管の撤去を検討すべきケース

 -まとめ

【 給水装置の構成 】

 一般的に水道と言われる上水道ですが、どのような流れで私たちのもとへ届くのでしょうか?

水道水源林から原水を調達

浄水場で凝集沈殿・濾過・消毒

給水場から水道管を通り、私たちのもとへ!

浄水場から配水管を通り、蛇口までの一連のシステムを給水装置と言います。具体的な装置に関しては以下の通りです。

☑配水管

 地中にめぐらされた、給水所から該当の建物の前の道路まで配水する管のことで、本管とも呼ばれています。

☑給水管

 配水管から該当建物の蛇口までを繋ぐ管のことで、引き込み管とも呼ばれています。

☑給水栓

 蛇口のほかに、洗濯機やトイレなどの水道水を使用する場所にあります。

☑水道メーター

 水の使用量を記録する計器。これの付随として止水栓、逆止弁などがあります。

【 装置の所有者とその扱い 】

 上記の装置はそれぞれ所有者が異なります。

→配水管

 水道局の所有物です。

→給水管

 各家庭や事業所の所有物です。建物の解体と一緒に、地中埋設物として撤去します。しかし、その後建物を再度建てる際に再利用できるため、配水管と直接繋がっている給水管と水道メーターはそのまま残す場合が多く見られます。

→水道メーター

 水道局が各家庭、事業所に貸し出しているものです。こちらも配水管と直接つながっている給水管、および止水栓や逆止弁、水道メーターなどはそのまま残します。

【 水道管撤去の際の注意点 】

解体工事における「水道管の撤去」は、一般的に「給水管以外の分岐した給水管の撤去」を意味します。しかし、水道管は簡単に撤去できるわけではありません。水道管は、地中に埋まっているため、劣化が激しかったり、作りが複雑な場合がほとんどです。そのため解体撤去の際に、水道管を傷つけてしまうことが多々あります。そのようなことを防ぐためにも以下の点に注意しましょう。

 💡 水道管の配管図を工事前に確認。

 💡 実際に現場で、水道メーターや止水栓の位置・正しく機能しているかを確認。

 💡 工事前に水道管の位置に目印をつけ、作業する人に位置が分かるようにしておく。

 💡 水道管付近を掘削する際は、手壊しで作業し、破損させないように注意する。

   ※とくに水道メーター付近は給水管が複雑な状態が多いため、細心の注意を払いましょう。

中には、水道管を隣の家と共有で使用しているなど、掘り起こさないと状況が分からない場合があるため、状況に応じて水道の専門業者や水道局と連絡を取り合ったりして工事を進めるようにしましょう。

【 水道管撤去の流れ 】

 水道管撤去のおおまかな流れは、以下の通りです。

①水道管撤去申請

 工事を始める前に、水道局に水道管撤去工事の許可を申請する。

②水道管を切り離す

 配水管と直接つながっている給水管以外の水道管を切断する。

③閉栓

 解体工事完了後、閉栓して水を止める。本管にもっとも近い給水管の元栓で閉栓。

④水道メーター返納

 撤去した水道管のなかに水道メーターなどがある際は、工事完了後水道局に返納する。

【 水道管撤去に必要な手続き 】

 解体工事では水道管を撤去するだけでなく、移設・新設など様々なケースがあります。それらは追加工事となるため、施主が負担する費用が増えたり、作業計画に遅れが出る可能性もあります。そのような事態にならないように、必要に応じて以下のような手続きをお願いしてみましょう。 

◎解体工事前

①水道局へ工事申請

 解体工事では、電気やガスなどのインフラ機能を停止する連絡は、基本的に施主が行います。しかし、水道に関しては解体工事で使用するため、停止の依頼をする必要はありません。解体工事で使用した水道代の計算方法は、通常の生活用水の時と異なるので、解体工事で使用する際はその旨を水道局に届け出なければなりません。

②水道管の配管状況の事前調査

 工事現場や隣接する道路の水道管の配管がどんな状況か事前に確認をします。もし配管図を持っている場合はこの時に提示しておきましょう。もし図面が無かったり、持っている図面に変更がある場合は、水道局に「給水装置閲覧申請」をすると、水道メーターや止水栓の位置、水道管等の設置状況が示された図面を閲覧させてもらえたり、コピーを取ることが出来ます。この手続きは、解体業者が代行出来るので、自分で手続きすることが難しい場合は依頼してみましょう。また、図面だけでなく、実際に試掘等を行って水道管の位置を図面と照らし合わせて確認することもあります。

◎解体工事後

 解体工事終了後、水道局に水道の閉栓依頼をします。基本的には水道メーターの元栓で閉栓します。しかし、寒冷地や区画整理に関する解体工事の場合は、本管で閉栓します。その場合は、道路のアスファルトを剥がす大規模な工事になるため、追加費用が発生する可能性があります。この費用の負担は、施主がしなければならないため、水道の閉栓については事前に確認し、説明してもらうようにしましょう。

【 水道管撤去に関する費用相場 】

 これらの撤去にかかる費用が気になるところです。最初からはっきりとした費用を知りたいところですが、解体工事と同様に一定の金額というものはありません。該当の水道管がどの程度の長さで、どんな状態なのか等の状況を見てから金額が決まります。今回は長さを目安に相場費用をご紹介します。

 もちろん水道管の長さは場所によって異なりますが、一般的に見られる水道管は20ⅿと言われており、それにかかる費用は最低でも30万円前後と言われています。さらに前述した通り、コンクリートやアスファルトで塗装されている道路を削るような作業が加わればその分、追加費用が発生します。あくまでも目安なので、具体的な金額が知りたい場合は、業者に見積を取るようにしましょう。大半の業者が無料で見積してくれます。

【 水道管の撤去を検討すべきケース 】

 これまで、建物解体に伴う水道管の撤去についてご紹介してきましたが、それ以外の要因で水道管の撤去を検討した方がいい場合もあります。

①給水管が隣家の敷地を通っている場合

 配水管は道路に沿って埋められ、そこから各拠点へ繋がっています。しかし、住宅が入り組んで密集している場所や、以前1軒で使用していた土地を分割して使用しているなどの要因で、給水管が隣地をまたいで通っている事態が起こるようになりました。この場合は、水圧が不安定になったり、漏水が起こったりと隣人とのトラブルに発展しかねません。また、土地の売却を検討されている場合は、不利になる可能性もあります。そのため、解体や建替の際には、水道装置を移設・新設することをおすすめします。

②給水管がない場合

 これは、長い間放置されていた土地に見られがちなケースです。そういった土地を購入する場合は、給水管が設置されているかどうかを確認するようにしましょう。もし装置が設置されていない場合は、水道の引き込み工事をしなければなりません。その場合、工事にかかる費用は土地の売り手が負担しなければならず、売却価格から相殺する場合が多いため、高い金額になってしまいます。加えて、蛇口から水が出るように「室内配管工事」や「下水道排水工事」をしなければなりませんが、この工事の費用は買手の負担になります。

③水道管口径が13㎜の場合

 通常水道管は、13㎜・20㎜・25㎜の3種類に分かれています。

 13㎜のものは水圧が弱いため、洗濯機などに適応できない場合があります。そのため、土地を売買する際に水道管の口径を確認し、口径が13㎜の場合は20㎜の水道管に取り替えなければなりません。この際の工事費用は基本的に売手の負担です。また中には、補助金制度を設けている自治体もあるので、あらかじめ確認することをおすすめします。

④給水管が鉛でできている場合

 今はサビに強いステンレス製やビニル製で出来ている給水管がほとんどです。以前の給水管は鉛で作られていたため、現在も鉛管が残っている場合があります。鉛が使用されていると「健康に悪影響があるのでは?」と心配されるかもしれませんが、実際は、内側を酸化膜で覆っているため、心配ありません。健康面の心配はありませんが、鉛は耐震性が低く、破損しやすい素材のため、地震などの災害時に漏水する恐れがありません。さらに古くから使用されている場合がほとんどなので、老朽化の心配もあります。早めにステンレス製やビニル製の給水管に交換しましょう。

⑤自然災害によって破損している場合

 地震が頻繁に発生している近年では、地中に埋まっている水道管が破損している可能性があります。もし破損していた場合は、水道代が急に高くなったり、水を使用していない時もメーターは動いたりなどの現象が起こります。定期的に気にかけるようにしましょう。しかし、空き家になっていて人の出入りが無い場合は、なかなか気づくことが出来ないと思います。何か災害があった時は、見に行くようにしましょう。

【 まとめ 】

 島根県の皆様いかがだったでしょうか?解体工事は、地上にある建物のイメージが強いかもしれませんが、今回ご紹介した水道管を始めとした地中埋設物の撤去も大切なポイントです。水道管のように複雑な形状をしたものの撤去は、慎重に工事を進めなければなりません。また物によって所有者が異なるため、水道の専門業者や水道局、解体業者と密に連絡を取って解体工事を進めるようにしましょう。

 

  

当社では、島根県で『任せて安心を提供する。』をキャッチフレーズに、

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