現場ブログ
残置物って何?解体工事前に片づける?
島根県東部の皆様こんにちは!
奥出雲町を中心に島根県東部全域で解体工事をしております株式会社まるきょうの駆け出しブログ担当ヨッシーです☺
「解体工事を考えてるけど建物の中にあるものはどうしたらいい?」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。解体予定の建物に残っているものを「残置物」と言い、業者に廃棄してもらうことが可能です。ただし、残置物も廃棄するには追加で費用がかかるので、費用の相場を把握した上で、処分の方法を考えるようにしましょう。
今回は、残置物の処分代やどのような手順で処分をするかなど詳しく解説していきます。残置物のことでお悩みの方は、ぜひご参考ください。
目次
-残置物とは
-自分で残置物を処分するメリット
-解体工事前に残置物処理をする重要性
-残置物の種類と処分方法
-解体工事における残置物の処分費用相場
-残置物の撤去手順
Q.解体工事においての残置物とは?
残置物とは、解体予定の建物の所有者が残していった廃棄物を指します。家の中に取り残された家具や電化製品、食器、衣服、布団といった不用品がこれに該当します。
【自分で残置物を処分するメリット】
「自分でするのは手間だし、どうせ解体お願いするなら業者さんに頼んでほうがいいのでは?」と思われる方も多いと思います。
残置物は、誰が処分するかで扱いが変わります。
自分で処分する場合は一般廃棄物、解体工事業者が処分すると産業廃棄物として扱われます。
一般廃棄物は、日常生活で出るゴミと同じように処分できるため、費用はそれほどかかりませんが、産業廃棄物は、廃棄物処理法で定められた処分方法で処分しなければならないので、その分大きな追加費用がかかってしまいます。そのため残置物を自分で処分することは、コスト削減につながるのです。
【解体工事前に残置物処理をする重要性】
解体予定の建物に残置物があると、解体前に残置物を処理作業をしなければならないので、費用が多くかかったり、工期が延びてしまいます。解体工事が始まる前に自分で処分しておけば、解体工事をすぐに始められるでしょう。
【残置物の種類と処分方法】
Q.残置物の種類はどんなものがある?
残置物の種類は大きく分けて、以下の4つに分類できます。
①日用品
燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミなどが日用品と呼ばれます。各地域のゴミ収集日に出せば処分が可能ですが、分別を後回しにして、量が増えていき残置物になってしまうケースも多く見られます。
②家電4品目
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4つは家電4品目と言われています。これらは家電リサイクル法によって適切に処分しなければならいないと定められており、粗大ゴミとして処分することができません。
③粗大ゴミ
タンスや机、椅子といった大型家具、家電4品目に該当しない大きな家電類は粗大ゴミに分類されます。島根県の規定に従って処分しなければなりませんが、処分するための手続きや家の外に持ち出す手間がかかるため、残置物として残ってしまいがちです。
④パソコン
パソコンは上記3つのように簡単に処分が出来ません。そのため処分方法が分からず、処分を後回しにした結果、残置物になってしまうケースが多く見られます。
※付随するケーブルやプリンターなどの周辺機器は、日用品や粗大ゴミとして処分することができます。
では、これらはどのように処分すると良いでしょう?
①日用品の処分
普通ゴミで捨てる
リサイクルショップ、アプリやネットオークションで売却する
※自治体で定められた分別方法に従い、処分しましょう。
廃棄物の種類によっては、買い取ってもらえるものもあるので、一度相談してみるのがおすすめです。
手間もかかりますが、捨てて費用がかかるより、買い取ってもらえた方がお得ですよね^^
②家電4品目の処分方法
家電4品目は製造元メーカーによってリサイクル料金が定められています。
〇リサイクル料金
エアコン 972円〜
テレビ ブラウン管(~15型):1,296円〜
ブラウン管(16型~):2,372円〜
液晶・プラズマ(~15型):1,836円〜
液晶・プラズマ(16型~):2,916円〜
冷蔵庫(冷凍庫) ~170L:3,672円〜
~171L:4,644円〜
洗濯機(衣類乾燥機) 2,484円 参考:経済産業省
これに加えて、収集・運搬の料金も別途かかることを認識しておきましょう。
③粗大ゴミの処分方法
・自治体に回収してもらう
・自分でゴミ処理場に持ち込む
・不用品回収業者に依頼する
・リサイクルショップに売却する
④パソコンの処分方法
一般的な方法で処分できないため、以下の施設などに回収や売却をお願いしてみましょう。
中古買取店・リユース企業
家電量販店・メーカー
地方自治体
産業廃棄物処理業者
オークション
㌽ PCリサイクルマークの確認もしておきましょう
PCリサイクルマークがある場合、メーカーが無料で引き取ってくれます。
パソコンの説明書にシールが同封されている場合が多いので、確認してみましょう。もしシールを紛失しても、メーカーが再発行してくれる場合があるので、一度メーカーに問い合わせてみましょう。
㌽ 残置物の種類によっては買い取ってもらえる物もあるので、品物の状態を確認したうえで処分するか、売却するか検討しましょう。
【 解体工事における残置物の処分費用相場 】
解体工事における残置物の処分費用は処分業者によって異なります。部屋数ごとにして費用相場を見てみましょう。あくまでも目安ですので、実際は見積を取ることをおすすめします。
部屋の広さ 費用相場
1部屋(4平方メートル) 3〜6万円程度
2部屋(8平方メートル) 6〜12円程度
3部屋(12平方メートル) 9〜18円程度
4部屋(16平方メートル) 10〜22万円程度
5部屋(20平方メートル) 12〜30万円程度
6部屋(24平方メートル) 20〜50万円程度
また、マンションの上の階で階段を上り下りしなければならない、処分先まで距離が遠いなどの搬出作業に時間がかかる場合は別途作業台の費用が追加される場合があるので注意が必要です。
【 残置物の撤去手順 】
①業者との打ち合わせ
まずは解体工事業者との打合せで、解体する建物の中にある残置物の種類や量を確認します。誤って処分しないようにあらかじめ必要な物が混ざっていないかチェックしておきましょう。
②残置物の分別作業
次に、残置物を廃棄物ごとに分別します。廃棄処分する不用品でも、きちんと分別して適切に処分しなければなりません。
③ 残置物の搬出作業
分別作業が終わったら、家の中の残置物をすべて搬出します。処分する予定では無い家具や家電などが誤って搬出されていないかチェックをしておきましょう。
④処分業者による処分
残置物の搬出が完了したら、処分業者に処分をお願いしましょう。残置物の運搬・処分をする際には、産業廃棄物運搬・処理業の許可が必要となるので、担当の解体工事業者が該当の許可があるか保有しているかを確認しておくとよいでしょう。
この時に、処分と買取を同時にしている業者に作業を依頼すると、状態のよい物はその場で買い取ってもらえるので、処分費用を抑えたいという方にはおすすめします。
当社では、『任せて安心を提供する。』をキャッチフレーズに、
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