現場ブログ

解体現場で発生する土はどうする?

島根県東部の皆様こんにちは! 

奥出雲町を中心に島根県東部全域で解体工事をしております株式会社まるきょうの駆け出しブログ担当ヨッシーです☺

 

年末にかけて更に冷え込んできましたね!島根県では雪が降りました🥶

スリップ事故が増える時期でもありますので島根県の皆様もお気を付けください^^

 

家を解体する中で、柱や杭を抜く作業や、地中内に埋まっていたがれき等を掘り出す作業の時に、土も一緒に発生する場合があります。では、その際発生した土はどのように処分するのでしょうか?詳しくご紹介しますので、ご参考ください^^

 

 目次

 -解体工事に伴って発生する土とは?

 -残土と汚泥の違い

 -残土の取り扱い

 -残土の再利用について

 -残土を処分する時に注意すること3選

 -まとめ

 

Q.解体工事に伴って発生する土とは?

解体工事に伴って発生する土は、「建設発生土」と「廃棄物混じり土」の2種類に分けられます。

 

 建設発生土 = 廃棄物が含まれていない純粋な土だけの状態

 廃棄物混じり土 = 土以外の廃棄物が混入している状態

 

その中でも「残土」は、「建設発生土」に含まれます。「建設発生土」は地盤の強さを表すコーン指数によって5種類に分類分けされます。

 ①第1種建設発生土 コーン指数なし    砂や砂利のような小石

 ②第2種建設発生土 コーン指数800~  砂や砂利のような小石を多く含んだ状態の土

 ③第3種建設発生土 コーン指数400~  粘性土(粒子が小さく、粘着力のある土)やそれと同様な状態の土

 ④第4種建設発生土 コーン指数200~  粘性土およびそれと同様な状態の土

 ⑤第5種建設発生土 コーン指数~200  泥状の土

 

【 残土と汚泥の違い 】

第5種建設発生土の泥上の土と、汚泥の違いは純粋な土であるかどうかの違いです。基本的に、残土は建設発生土に分類されるため、廃棄物が混入のない純粋な土の状態の事を言います。それに比べ、汚泥は排水などによって汚染された状態のもので、多くの水分を含んでいる場合があります。これは産業廃棄物の扱いになりますが、リサイクルの処理を行うと再利用することもできます。

 

【 残土の取り扱い 】

土は他の廃棄物のように焼却処分ができないため、他の廃棄物とは異なった扱いになります。ではどのように処分をしたらいいのでしょうか。

Q.解体工事で発生した残土は産業廃棄物?

解体工事で発生した残土は産業廃棄物ではなく、埋立や盛土の材料として使えるため再生資源の扱いになります。そのため残土を運ぶ際には許可を取る必要はありません。ですが、土の中に何か他の廃棄物が混ざった状態の土の場合は産業廃棄物の扱いになるため注意が必要です。

 

Q.残土が出た場合はどこへ? 

まずは残土がなるべく発生しないように作業計画を立てましょう。もし残土が発生した場合は、現場内で埋め戻したりするなどして、処分する残土を減らす努力を行いましょう。それでも処分しなければならない残土が発生した場合は、近くのストックヤードや、埋め立て地、残土の受け入れ地などへ搬出しましょう。

 

 ストックヤードとは、残土を仮置きする施設のことです。現場内ですべて再利用出来ずにあまってしまった残土は、このストックヤードに運搬され一時的に保存されます。その後、再利用出来るところが決まったら搬出するという流れになります。ストックヤードには、公共と民間のものがありますが、公共のものへの持込は、基本的に公共工事で発生した残土でないと持ち込めないような仕組みになっています。金額も種類によって異なりますが、約2,500円/㎥程度が目安です。中でも第4種建設土は金額が高く約5,000円/㎥ぐらいが相場だとされています。

 

 残土処分場とは、再利用しない残土の受け入れをしている施設です。主に山間部や沿岸部に設置され、処分場内に埋め戻されます。処分場の中には、残土の販売をしている施設も見られます。費用は、ストックヤードと同じくらいの場所が多いようです。こちらも公共と民間のものがありますが、公共の処分場は公共工事で発生したもののみを受け入れるケースが多く見られます。

 

 リサイクルプラントとは、持ち込まれた残土に特殊な処理を行い、リサイクルする作業を行う施設です。ほかの2つの施設と比べると利用件数は少ないものの、自然災害が増えつつある現在では注目されている施設です。残土の種類によって金額は異なりますが、約3,000円~4,000円/㎥を基準として、第4種建設土5,000円/㎥~、泥土6,000円/㎥~が相場とされています。

 

【 残土の再利用について 】

 残土は「資源」として扱われるため、まずは再利用することが基本です。上記で述べたように現場内で埋め戻しなど再利用をしたり、ストックヤードなどの施設に持ち込むという方法が従来から行われてきました。また、水分が多い土や、粒が荒く不均等な土に石灰を加えてふるいにかけて、粒の細かいきれいな土に作り変えることも行われています。このようにして作られた改良土は水分が少なく強度が強いため、埋め立てに利用されることが多く、地盤の沈下や液状化を防げる有能な建設資材として注目されています。

 

【 残土を処分する時に注意すること選 】

①発生した土が残土として扱われるか確認する

上記で述べたように、何か廃棄物が混ざった状態の土は残土として扱われません。混ざっている廃棄物を取り除くか、産業廃棄物として別の施設に搬出するかのいずれかでの処分になります。あらかじめ確認しておきましょう。

 

②持込可能か事前に確認する

残土を持ち込む施設によっては、残土の種類によっての残土があるため、持ち込む前に受け入れ可能か確認しておきましょう。

 

③処分先を明確にしておく

残土は資源の扱いになるため、運搬するのに許可を得る必要はありません。しかし、誤った取り扱いをすると人々の安全に影響が出たり、災害に繋がる危険性があります。そのため、再生資源利用促進計画書を作り、残土の搬出先や処分場などを明確にすることが義務付けられています。

 

まとめ

島根県の皆さまいかがだったでしょうか?解体工事において残土を気にされることは少ないと思います。しかし残土などの廃棄物がそのまま放置されている結果、不自由な思いをしている人も少なくありません。それらを防ぐためにも、廃棄物を種類に応じた方法で処分することは大切です。

 

  

当社では、島根県で『任せて安心を提供する。』をキャッチフレーズに、

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